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古民家再生活性化プロジェクト! ~第40回ゆるまーれ~
2024/10/20
10月も三分の二が過ぎたのに
昨日までずっと夏日(最高気温25℃以上)。
そんな中、ゆるまーれは
少~し秋らしくなったかな
という朝を迎えました。
◆庭ではもう草木染めの準備中
10時前、古民家に着くと
先月はまだ青かった柿の実が
なんだか美味しそうに色づいていました。
そして庭ではもう机を出して
草木染めの支度が整っています
ずいぶん早くから準備してくれていたようです。
そして
今日のスペシャル講師、
おなじみの
染色家・アーティストの蘭さん!
と
初参加してくれた
植物博士の石田さん!
◆下準備
まずは染めたい布を持ってきて
絞り染めに挑戦する人は
ビー玉や輪ゴムを使ってしばります。
染まるところと染まらないところができて
今ここでしかできない
世界で一つの染色模様を作ります。
輪ゴムを巻いてるところを見ると
どんな模様ができるのか想像できませんが
仕上がりが楽しみです。
それから
布を豆乳にしっかり漬けます。
これは布にたんぱく質が染み込んで
あとで染まりやすくなるんだそうです。
そしてちゃんと絞って
乾かしておきます。
◆葉っぱから染料を抽出
次に葉っぱを煮立てて染料を抽出します。
葉っぱは先月採取した
庭のさくらんぼの葉と柿の葉、
そしてご近所でいただいた枇杷の葉。
ゆるまーれの縁側で
1か月しっかり乾燥させて
今日の出番を待ってました。
その葉を
大き目の鍋やボールに
たっぷりの水に入れ
ぐつぐつ煮出していきます。。
葉っぱを混ぜながら煮出していると
なんだかいい香りがしてきました。
葉っぱの香りです。
日本茶のような感じです。
「これ飲めるんじゃない?」
「本当に?大丈夫?」
「いやぁ美味しくないでしょう。」
「三つとも違う香りだね」
「飲んでみよっか」
「コップ持ってくるね」
ということで
緊急のお茶の試飲会が始まりました!
試飲結果発表!
一位、さくらんぼ茶 = さくらもちの香り
二位、枇杷茶 = えだまめの香り
三位、柿茶 = ふつうのお茶、渋味がのどに残る
急に始まった試飲会は
さくらんぼ茶が一番人気でした。
◆媒染液づくり
試飲会も終わり、今度は媒染液をつくります。
定着液とも言われ、繊維に染料を結びつける役をし
今、煮出している染料の後に漬けることで
媒染の種類によっては
染まる色味が変わってくるんだそうです。
用意してくれた媒染は三種類。
・ソーダ灰
・アルミ
・鉄
それぞれ元になるのは
・ソーダ灰顆粒(炭酸ナトリウム)
・ミョウバン
・酢につけた錆びた釘
媒染液をつくっているうちに
葉っぱの煮出しでは
いい染料が出来たようです。
◆サンプルで色味の確認!
本番の染めに入る前に
小さな端切れを使って
それぞれの染料、媒染の色味チェックです。
サンプル結果にみんなビックリ!
同じ葉っぱの染料でも
媒染液が違うと
茶色、ベージュ、墨色と
まったく違う色相が現れます。
しかも葉っぱの種類によっても
色の濃さや発色の仕方が違って
どれも個性的です!
◆草木染め、本番!
さぁ、それでは
草木染め本番です。
ハンカチや靴下、バンダナにTシャツ。
持ってきた生地に
サンプルで選んだ染めたい色の
染料と媒染液で
草木染めの開始です!
しっかり染め色を出すために
染料と媒染を繰り返し
生地全体に染みわたらせます。
そして最後は
きれいに水洗い。
ぎゅっと絞って広げてみると…
いやぁ~今回も大成功でしたね。
◆今日の小ネタ
さて
次回は11月17日、
なんでも
ピースウィングで見てきた
面白そうな大きなおもちゃを作ろうと
計画しているようです。
みなさん、当日をお楽しみに!
またお会いしましょう。
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