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古民家再生活性化プロジェクト! ~柿狩り初体験~
今日の古民家ワークショップは近所の小学校が運動会ということもあって、少数精鋭7組19人の親子が参加してくれました。
【10月17日(日)ワークショップ・スケジュール】
9:00~11:00頃
- 庭の柿狩り
- 残りの壁塗り
漆喰壁の続きです - 木タイル造り
角材を切断して磨いたり塗装したり - 子どもワークショップ
ピタゴラそうちをつくろう
庭の柿狩り
朝一番のはじまりの会を終えるとみんな庭に出て柿狩りの講習会です。
縁側のすぐ南に大きな柿の木が2本、見上げると柿の実がたわわに実っています。一つの木で数百の実がなるのだとか。
講師のプロジェクトリーダー天満さんは庭の柿狩り経験者、多くの参加者が初めて触ったという高枝切バサミも慣れた手つきで使い方を教えてくれました。刃を下にして柿を落とさないように挟むのがコツ、それから一つ一つ丁寧に枝から切り分けます。
一通りの作業手順を教わり、いざ実践!
まずは大人たちがみんな高枝切バサミを手に格闘し始めました。
上端の柿は屋根よりも高く5mくらいはありそうで背の高いお父さんもなかなか届きません。
初めての高枝切バサミで上ばかり見る日頃しない動きの連続で、せっかく切り採った柿を落として潰してしまうことも。
それでも慣れてくると徐々に収穫のスピードも上がってきました。
すると子どもたちも率先してお手伝い。切り採った柿の束をハサミから受け取り籠の中へ、1個ずつに切り分けて縁側に数を数えながら並べていきます。
柿を運ぶ係、数える係、記入する係、自然と分業体制になるのも子どもたちの不思議な魅力。
息の合ったみんなの共同作業のおけげで、なんと445個(※)の柿を収穫することが出来ました!
(※)…子どもたち調べ
残りの壁塗り(漆喰壁の続きです)
屋内では漆喰の壁塗りの続きです。
もうみんな段取りもわかってて、直接感触を確かめるように手で塗り込む子、段ボールをコテ板にして職人のように塗る人、それぞれ思い思いのやり方で塗り進めます。
漆喰を塗り終えたら最後はマスキングテープを剥がして1区画が終了します。
残りの壁もあと僅か、完成まであともうひと頑張りです。
木タイル造り(角材を切断して磨いたり塗装したり)
タイルといえば陶磁器製を思い浮かべますが、今回手洗い場の壁に選んだのは木タイル。スタッフがいろんなサンプルを持ち寄ってミーティングを重ねて決めてくれました。
庭ではもう1チームの大人たちがその木タイル造りに挑戦です。
元棟梁の梅崎さんが工作機械を車に載せて持ってきてくれました。
「卓上丸ノコ」と「電動サンダー」、どちらも年季が入っているのでこの日のために油をさして整備してきてくれたそうです。(感謝!)
まずは卓上丸ノコを使って木片を半分に切断。
木片は3cmほどの厚さのコースターのような形状。これを半分の薄さにするのですが、意図的に斜めに切断します。それも一定の角度ではなくランダムに。これを並べていくと凹凸のある自然な風合いが出るんです。
そして切断されてできた木タイルをヤスリ掛けしてキレイに仕上げます。
手洗い場の壁に貼るタイルの数は360枚、これを1個1個手作業では日が暮れる。ということで梅崎さんが持ってきてくれた電動サンダーの登場です。
しかも40枚まとめてできるようオリジナルの木枠まで作ってきてくれたのです!(再び感謝!)
梅崎さんが事前に準備してくれていた工作機械と手作り道具のおかげで、初めての木タイル造りもスムーズに体験できました。
子どもワークショップ(ピタゴラそうちをつくろう)
子どもたちの木工体験は“ピタゴラそうち”。
慣れた手つきでノコギリ、クギ、カナヅチを使いこなす子どもたち。大人には出ない自由な発想でできたのは“ビー玉あみだくじ鬼決めマシーン”!?
ルール不明だけど楽しそうに走り回っています。
知らない間に子どもたちの笑い声が広い古民家を包んでいました。
そして最後は収穫した柿をみんなに持って帰ってもらうよう小分けしながら「渋抜きのレクチャー」を天満さんから。
(天満さんのお母さんからも実演指導いただきました)
庭の外壁にはQRコードの張り紙が。
スマホで読み込むと今日習った渋抜きや干し柿の方法が見られるようにも準備してくれてました。(重ね重ね感謝!)
お家に帰っての柿の渋抜きも貴重な経験になりそうです。
まだ暖かい青空の下、ビニール袋いっぱいなった柿をお土産にみなさん家路につかれました。
今回も11時までの予定でしたが、日中だいぶん涼しくなって作業ものってきたので12時の終了となりました。
次回はもう11月です。古民家で迎える初冬はどんな景色を見せてくれるのでしょうか?楽しみです。