古民家にも雪とサンタがやってきた。

古民家再生活性化プロジェクト！　～大人が本気のクリスマス企画～

広島市内最高気温４.４℃、この冬初めての雪。ストーブにファンヒーター、庭には焚火台と寒さ対策を万全にし、特別なクリスマス仕様の飾り付けもした今回のワークショップ。子どもも大人も楽しめる企画を練りに練って準備した古民家に、今日も記録更新となる３８組４５人の親子が集まってくれました！

【１２月１８日（日）ワークショップ・スケジュール】

●１０：００～１２：００頃

◎大人チーム

• マグネット壁の上塗り（マスキング＆塗装）
• 土間を使えるように片付け（巨大はしご取り外し）
• ふすま枠をキレイに清掃

◎子どもチーム

• イロイロまきまき（木の実や小枝を毛糸や布で巻き巻き）
• 松ぼっくりツリー

●１３：００～

《古民家クリスマス企画》

• 焚火でバウムクーヘン＆焼きマシュマロ
• サンタと英語で話そう「Kids English-gym」
• 本の交換会「ブックリッジの会」
• ふるまい熱燗
• ふるまいクラフトビール
• ふるまい中国茶

部屋の中がアルバムに！

部屋の鴨居や壁、柱などいたるところに、これまで撮りためたたくさんの写真が！
しかもワークショップの二年半の活動記録が一目でわかるように、プリント1枚1枚に簡潔な文章も添えて貼ってくれていました。

コロナ禍と同時に始まった古民家プロジェクトも思えばあっという間に過ぎたようにも感じ、
でも写真の中のまだ小さな赤ちゃんが今ではおしゃべり上手な女の子に成長してたりと、
プロジェクトリーダーの天満さんが中心になって飾り付けてくれた粋なアルバムにみんなしばし感慨にふけるのでした。

絵本のプロが来てくれました！

今回、ご縁があって絵本に詳しい亀井さんが古民家に来てくれました。
早速お願いしたのがクリスマスに因んだ絵本の読み聞かせ。

選んでくれたのは「サンタクロースってほんとにいるの？」
お父さんと子どものほのぼのとした会話からハラハラするサンタの本質に迫る問いかけに、みんな引き込まれていきました。
大人の方にぜひ読んでいただきたい一冊です！

大人チームは予定がびっしり。

先月始まった洗面所の壁塗りの続き。
壁塗りローラー（通称コロコロ）の地道な作業だけど、やってみると案外はまるようす。無心になって、子どもたちもたくさんお手伝いしてくれました。

前回の続きといえばフスマ枠の清掃も地味。
しかし今回は新しい大工道具「ケバ取り」が登場、こういう初めての体験がうれしい。

そして、土間にぶら下げてあった巨大はしご。
何か所も頑丈に縛られているのを男３人がかりでほこりにまみれて格闘すること約３０分、やっとのことで切り離した巨大はしごはずっしりと重い。庭に運び出すと繊細で堅牢な構造にびっくり、家紋らしきものまで入っており、はしご一つにも手を抜かない昔の職人に恐れ入りました。

子どもたちも飾り付けに一役

部屋では子どもたちのクリスマスグッズの手作りワークショップ。
木の実などの自然素材を使って、何だかおしゃれな作品が出来上がってるようです。

午後からはお待ちかねのクリスマス企画！！

この日のために約１か月間かけて準備してきた《古民家クリスマス企画》。
グループLINEでアレしたい、コレしたいとワイワイやっていた間は大人のほうが楽しそうでした。

何はともあれまずは焚火。早速庭では恒例の火起こしから。
今日はなにを焼いて食べようか？
もうみんな準備万端のようです。

そして部屋では、これも恒例になった大人のお楽しみ、熱燗、ビール、中国茶。

時間の経過とともに体も心もあったかくなって、子どもたちに負けじと盛り上がってきました！

そしてそして、いよいよ登場したのがサンタクロース！！

最初、プレゼントの袋を忘れてたりと少しおちゃめなサンタでしたが、子どもたちには大人気！
プロジェクターも使って開校した「Kids English-Gym」は大盛況、メガネの古民家サンタはなんと英会話も教えてくれるイングリッシュティーチャーでした！ これも毎年恒例になりそうです。

みんなそれぞれ一家言ある大人たちが自分の得意なことを披露してくれて、嬉しくてしょうがないっていう感じで子どもと一緒に楽しんでいたのがとても印象的でした。

さて次回は年明けて１月２２日、まだまだ続く古民家プロジェクトを来年も宜しくお願いいたします。

こちらの写真は離れの改築プランの模型、詳しくは次回以降にご報告します。乞うご期待！