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古民家再生活性化プロジェクト! ~日本の夏、古民家の夏~
猛暑日が続いた一週間、この日少しだけ和らいだといっても最高気温34.4℃、湿度70%で体感温度は相変わらず厳しい暑さ。そんな中行われた古民家ワークショップに11組31人の親子が参加してくれました。
実は数日前、四部屋の和室に畳が入りました。
畳が敷き詰められると、がぜん日本家屋らしくなり立派に見えます。
今日はその畳の部屋のお披露目でもあり、初めてスリッパなしで集まることが出来るワークショップです。
こんなに広い畳の空間はめずらしかったのか、子どもたちは四つの部屋を行ったり来たり目的なくウロウロしてます。
そこで最初のミーティングのとき、子どもたちに一つだけ約束をしてもらいました。
それが「畳の縁は踏まないこと」。これは、縁は踏まれると傷みやすく、昔からの日本のマナーですと伝えました。
子どもたちは素直に納得してくれましたが、それからすぐに「踏んでない、踏んでない」「ぜんぜん大丈夫」とか言って畳の縁を跨いだり、飛び越えたりして大はしゃぎ。
いやいや、そういうことではなくてと思いつつ、どんな場面でも楽しいことを見つけ、全力で遊びに取り組む姿勢に、改めて子どもたちの才能を感じました。
【8月8日(日)ワークショップ・スケジュール】
9:00~12:00
- 手洗い場の艶出し床塗装
- 縁側南の床板張り
- 子どもたちの大工体験
さて今日のメインのひとつ、前回フローリング貼りした床の艶出し塗装。
前回、手洗い場のフローリング貼りが途中で時間切れになっていたのを、おなじみ元棟梁の梅崎さんが何度も時間を見つけては作業に来てくれ、直前に完成させてくれてたのです。
そのご苦労に感謝しつつ、出来上がった床へ艶出し塗装します。
使ったのは自然塗料のクリアオイル。
こちらもおなじみプロジェクトリーダーの天満さんの指導のもと、大人も子どもも総出で大工体験です。
艶出し塗装も大事な工程で、湿気や水をはじき、フローリング床材を紫外線からも守ってくれます。(天満さんの受け売り)
もう一つのミッションは縁側南の床板張り。
過去のワークショップでもで率先して床板張りをしてくれてた(K)さんが今回も活躍してくれました。
元棟梁の梅崎さんとの手順の打ち合わせから始まり、凸凹がある難しい最初の1枚目に着手。フローリング材へ固定釘を斜めに打つ姿も堂に入ってます。
子どもたちの大工体験、テーマは自由。
木を使った工作なら何でもOK!
子どもたちには自由な発想で木工体験をしてもらいました。始めは何をつくるか思いつかず困るかなと心配しましたが杞憂でした。
すぐに慣れた感じでノコギリや金槌を手に取り、思い思いの木材をかかえて作業に没頭。
巻き尺を使って正確な長さに棒を切り分ける子や、マジックでカラフルな絵から始める子、みなそれぞれ個性的な木工作品が出来上がりました。
みなさんの労をねぎらい最後のミーティングを終え解散をしたのですが、子どもたちはセミの抜け殻を集めたり、大人たちも縁側の付近でおしゃべりしてます。
家を囲むように配置された縁側は、庭の木々の日陰になりとても風通しが良く気持ちいいんです。
道行く近隣の人も「涼しそうね」と気軽に寄れるような縁側にしたいなと思った夏休みど真ん中のお昼でした。