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古民家再生活性化プロジェクト! ~十六夜の団子パーティ~
仲秋の名月の翌日、日曜日。十六夜(いざよい)の日の古民家ワークショップは始まる直前に小雨が降ってきました。記憶にある限りワークショップ初めての雨かと心配していた中24組34人もの親子が参加してくれました。
【9月11日(日)ワークショップ・スケジュール】
9:00~11:30頃
◎大人チーム
- 額縁づくり
洗面所の木タイルの壁面の空白部分に、子どもたちの絵や作品を飾るための額縁を制作。
◎子どもチーム
- 布+木材
いただきもののたくさんの布と木で素敵な小物や作品づくり。
端材を使って額縁づくり
まずはプロジェクトリーダー天満さんからのレクチャーから。
今回のミッションは木タイルを敷き詰めた洗面所の壁面に掛ける額縁づくり。子どもたちの描いた絵や作品をその額縁に入れて壁に飾る予定です。
ここでも天満さんらしく、作るのは普通の額縁ではありません。これまで床や棚づくりで出た木材の端材を使ったお洒落でユニークな額縁を考えていました。
「制約は現在ある端材を使うことと、着色する場合は準備した4色のステイン(木材着色剤)を使うこと、それだけ。あとは自由なアイデアで作ってください」と天満さん。
この“自由”がけっこう難しいのです。
しばらく端材を前に皆さんう~んと唸っていましたが、思いついた順に切ったり貼ったり塗ったりと、みんなそれぞれ作業に取り掛かり始めました!
額の数は6つで一人ひとりにはいきわたらないので、チームになって取り組んでいるところもあります。
相談し合ったり、端材の交換や、ボンドやノコギリの道具を譲り合ったりと少しずつ活気が出てきて、それぞれ個性豊かな額が徐々に形になって見えてきました。
そしていよいよ額づくりの最終段階、額縁のサイズに合わせて透明板を専用のアクリルカッターで切断します。割れて欠けやすいので慎重に進めます。
出来た透明板は四隅にマグネットを付け着脱できるようにすれば完成!
布と木で小物づくり
隣の部屋では、子どもチームの小物づくり。
いただきもののたっぷりの布と木を、古民家にある道具を使って手作りし放題。
自由な発想ではいどうぞ!って言われても、こちら子どもチームは迷いがありません。
すぐに材料と道具を選んで、あっちでトントン(釘打ち)、こっちでサクサク(布断裁)、
頭の中に設計図があるのか行き当たりばったりなのか、悩むそぶりもなくどんどん進んでいきます。
大人チームの額縁づくりを横目に驚くべき集中力で次々作品が出来上がっていきます。
実用的で商品になりそうな小物から個性的な衣服や楽器など、バラエティ豊かな作品群をご覧ください。
仲秋の名月「お月見の団子づくり」
さてさて、昨晩は仲秋の名月。
古民家にまんまるお月さまも似合いますが、ワークショップではもちろんお月見といえば「お団子」
お待ちかねのお団子づくりです。
今回お団子料理の講師はくすの木祇園の山下あやさん、清水めぐみさん、村上あやさんがつとめてくれました
ただお団子を丸めて鍋に入れてすくい上げるだけでも、子どもたちには楽しい非日常体験!
みんな取り合ってくるくるくるくる団子づくり。熱くて危ないので沸騰した鍋からすくい上げるのは小学生、それをうらやましく見つめる未就学児。
それから子どもたちが自主的に手分けして、お皿に取り分け、砂糖を混ぜたきな粉をまぶして、割りばしを付けて参加者全員に配ってくれました。
きな粉のシンプルなお団子は大好評!
みんなの熱い要望に応えてたくさんのおかわりも作ってくれました!
本当にごちそうさまでした!!
ワークショップが始まる前に降っていた小雨もぱったりと止み、散会する昼には青空までのぞくようになりました。今宵は少し欠けた十六夜の月が見られるかもしれません。
さて次回は10月16日。まだミッションは未定だけど皆さん元気でまた古民家で会いましょう。